こんにちは。熊本県熊本市の歯列矯正専門医院、熊本駅前矯正歯科クリニック院長の上村です。
深い咬み合わせは注意が必要です!!
深い咬み合わせといっても、一般の方からすると、
どんな状態か分からないですよね。
簡単な見分け方は、普段噛んでいるところで噛み、“イーッ”としたときに、
下の歯があまり見えなければ、その咬み合わせは“深い”と表現します。
なぜ、この咬み合わせだと注意が必要なのか!?
それは、アゴの関節に悪影響を与える可能性があるからです。
正常咬合であれば、咬んだときに顎の関節は下顎の位置が
最も安定する位置と一致します
ところが噛み合わせが深いと、下の前歯が上の前歯によって後方に誘導されます。
その結果、下顎の関節も後方に押し込まれます。
こうなると、
咬合するたびに、下顎は本来の“楽な位置ではない”窮屈な位置(後方)に押しやられます。
これだと、咬合時は常に顎関節へ過度の負担をかけてしまいます。
しかもやっかいなのは、長年その状態で生活しているので、
本人からするとそれが当たり前の状態で、アゴが後方へ押し込まれていることに気付かないのです。
咬み合わせが深い患者さんの中には一見、歯が綺麗に並んでいるように見えても、
噛み合う時や口を開けるときに顎がカクっと鳴ったり、一年の中で何度かアゴが痛くなって口が開けられなくなくなる。ということを経験している方もおられると思います。
下顎が後方に押し込まれてこのような状態になっている方は、矯正治療で咬合を拳上することで改善する可能性が高いです。
(全てではありません)
今は何ともなくても、将来、顎の関節に問題がでてくる可能性があります。
歯並びが綺麗で今は気にならなくても、
咬み合わせが“深い”方は、注意が必要です!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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