こんにちは。熊本県熊本市の歯列矯正専門医院、熊本駅前矯正歯科クリニック院長の上村です。
阿蘇山の噴火が続いていますね。
せっかく鹿児島の桜島の降灰から逃れられた~と思っていたのですが、
今度は阿蘇山の噴火が熊本市内まで飛んできてますからね~~。。。
まぁ、鹿児島ほどではないので別にいいんですけど。。。
さぁ、気を取り直して本日も歯のお話をしましょう!!
皆さま、口の開け閉めがどのようにされるかご存じでしょうか?
ざっくりと説明しますと、図のように下顎頭というところが支点となり、
顎についている筋肉の働きによって、ある程度の開きまでは、
下顎頭で蝶番運動をしながら口が開いたり、閉じたりしています。
下顎は筋肉で支えられていて、閉じるときには歯に当たるところで止まるわけです。
逆にいうと、顎が閉じるときにはどこかで当たらないとそのまま閉じこんでいきます。
これで咬合の高さが決まるんです。
さてここで前回からの歯の崩壊の話に戻りますが、
奥歯八本が抜けて小臼歯と前歯で噛んでいる状態だとします。
こうなると、咬合力の大部分を担う大臼歯部が全く機能しない状態、
あるいは
歯を喪失して奥歯で咬めない状態ですから、
咬み合わせの中心が前方に変化します。
これに歯周病や外傷性咬合が加わると、
小臼歯と前歯では顎の力を支えきれなくなり、
咬むたびに下の歯が上の歯を突き上げて(これを突き上げといいます)、
前歯が突出したり、歯が動揺したり、ひどくなると脱落してしまうわけです。
これで、もう残っている歯は下の歯だけです。切なかとです。チーン(((+_+)))。
時々、歯列矯正を希望される患者様の中に、
年齢を重ねるにつれて少しずつ前歯が出てきた。
昔はこんな感じじゃなかったのに。。。
と仰られる方がおられます。
これは、奥歯がないことが原因であったり、
抜けるまでにはいかないにしても、
咬耗や摩耗で歯が前に倒れて、咬み合わせの高さが下がり、
突き上げで突出したり、前歯が押されりといったことが原因となります。
この辺りについては、またいつか詳しくお話することにしましょう。
いずれにしても、このような歯列崩壊をむかえる前に早め早めに対処して、
いつまでも元気で 〝自分の歯“ で 美味しい食事ができるように、
しっかりケアしましょう!!
歯列崩壊のお話はこれでおしまい。。
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