こんにちは。熊本県熊本市の歯列矯正専門医院、熊本駅前矯正歯科クリニック院長の上村です。
だいぶ暖かくなってきましたね。
もうすぐゴールデンウィークですが、
皆さま、もう出かける予定は決まりましたか?
さて、今回も矯正に関するニュースをご紹介します。
前回と内容はさほど変わらないのですが、
熊本日日新聞 平成27年4月10日からの記事です。
以下、抜粋
歯並びとかみ合わせを改善する「矯正歯科治療」で、不適切な治療が増えているという。
説明なく高額装置、効果ない治療・・・・
公益社団法人「日本臨床矯正歯科学会」の冨永雪穂会長は
「患者さんは治療内容や診療態勢をチェックしてから治療に臨んでほしい」
と呼びかけている。
日本臨床矯正学会は治療の実態を把握するため、
全国の会員にトラブルの有無やセカンドオピニオンの数を尋ねた。
その結果、
約6割が「他からの転院やセカンドオピニオンなどの相談があった」と回答。
そのうち何らかの形で「不適切な治療」を受けていた患者は全体の56%を占めた。
中身は、「治療費」や「治療期間」よりも「治療内容」を不適切とする事例が多かった。
「説明なく高額な矯正装置を付けられた」
や
「無理な治療や全く効果のない治療、不必要な治療がなされた」
などの声があがった。
問題が目立ったのは、
取り外しのできる簡単な装置だけで全ての治療ができるとする診療所や、
どんな場合でも「非抜歯」で治療できるとする診療所だった。
診断のための検査からして不十分、という事例も少なくなかった。
矯正治療に入る前には、
頭や顔の全体を捉える「頭部エックス線規格写真」(セファロ)を必ず撮影し、
治療方針を立てる上でセファロによる分析は不可欠だが、
この調査により約4割で撮影されていなかった。
「専門でない歯科医が治療したり非常勤の矯正歯科医が治療したりと、
不十分な診療態勢が背景にある。大きな危機感を感じる」と語る。
良い診療所の探し方とは?
「日本矯正歯科学会」のウェブサイトに掲載されている「認定医」への受診を勧める。
「かかりつけの歯科で紹介してもらうのもいいでしょう」
引っ越しなどで転院の際、治療費を清算し返還するシステムがあるかどうか、
常勤の矯正歯科医がいるかどうかも診療所を選ぶポイントになるという。
「矯正歯科の治療は緊急性がないので、時間をかけて慎重に選び、判断してほしい」
と富永会長は話している。
(熊本日日新聞 平成27年4月10日 記事から抜粋)
矯正治療をいったん始めると、
納得がいかない治療・歯並びになっても医院を変えることは困難を伴います。
大切なお子様、またはご自分の矯正治療について納得のいくまで相談していただき、
「ここなら絶対に歯を抜かないで並べられる」とか、
「取り外しの装置だけで大丈夫です」とか、
安易な喧伝文句に惑わされないようにして欲しいと願います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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